【コロナ禍の海外旅行】日本からアメリカに入国するのに必要な情報・書類・ホテル選びまとめ
2021年12月〜2022年1月にかけて、アメリカ・ラスベガスに行ってきました。
この記事では、コロナ禍において日本からアメリカに入国する為に必要な情報や準備するべき書類、そしてラスベガスのホテル選びについて詳しく紹介していきます!
コロナ禍では日々情報が変化しています。必ずご自身でも外務省のホームページや大使館・領事館のホームページを確認してください。
日本からアメリカへの入国制限
米国時間2021年11月8日から、18歳以上の人が米国への入国(空路)する際にワクチン接種証明書が必須となりました。ワクチン接種を終えていない方は搭乗拒否となります。
また、2021年12月6日より、2歳以上のすべての乗客は米国行きのフライト出発「1日以内」に検査を受けた新型コロナウイルス検査の「陰性証明書」または過去90日以内に新型コロナウイルス感染から回復した「回復証明書」が必要になります。
→2022年6月12日(日)より、米国入国1日前の新型コロナウイルス検査の「陰性証明書」の提出が不要に
日本からアメリカへの入国に必要な書類・情報
日本からアメリカへ入国するには、以下の書類・情報が必要です。
- ワクチンパスポート
- 宣誓書
- アメリカで滞在する先の住所・連絡先
- ビザ免除プログラムで入国する人はESTAの取得
- パスポート
また、ANAが用意した日本・アメリカへ入国する際の必要渡航書類のチェックリストもあるので活用しましょう!
新型コロナウイルス検査の陰性証明書について
新型コロナウイルス検査の陰性証明書・・・いわゆるPCR検査ですが、これも何でも良いわけではありません。
海外渡航用の新型コロナウイルス検査の陰性証明書が必要となります。
相場は1万円〜3万円ほど。
2021年12月2日より、陰性証明書の取得はアメリカ行きのフライト出発「1日以内」検査となりました。(以前は3日以内)
24時間以内では無く1日以内なので、例えば1月1日に出発するのだとしたら12月31日に受けていれば大丈夫。
アメリカに滞在する予定はなく、トランジット(乗継)のみの場合でも新型コロナウイルス検査の陰性証明書が必要となります。
アメリカに入国する前に1回以上乗り継ぎ便がある場合、検査は最初のフライトの出発1日前に受けておきましょう。乗り継ぎ地でも検査を受けることも可能ですが、もし乗り継ぎ空港内で検査機関を見つけられなかった・検査機関に行けなかったなどがあった場合、アメリカに入国することが出来ません。
更に乗り継ぎ地で陽性になった場合、渡航を中断して自己隔離が終了するまでその地に留まる必要があります。もちろんその費用は自己負担。
アメリカ入国に有効な検査方法は、主にPCR検査か抗原検査。
抗原検査の方が値段が安く、15分ほどで結果が出るので少しでも安く・早く結果が知りたい方におすすめです(PCR検査と抗原検査のどちらが精度が高いか、というのは今回触れません。どちらもアメリカ入国に有効な検査方法です)
有効な検査受検期間 | <ワクチン接種済み>米国行きフライト出発日から <18歳未満のワクチン未接種>米国行きフライト出発日から1日以内 |
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有効な検査方法 | ・核酸増幅検査 (Nucleic acid amplification test(NAAT) ):RT-PCR法、RT-LAMP法、TMA法、NEAR法、HDA法を含む ・抗原検査 (Antigen Test) (抗体検査または血清検査は不可) |
証明書タイプ | 書面or電子情報(Electronic Copy) |
証明書言語 | 英文推奨 |
必須記載事項 | ①パスポートと同じ氏名、本人確認情報(パスポート番号、生年月日等) ②検査の種類 ③検体採取日時 ④検査結果の発行機関 ⑤検査結果に下記いずれかの記載があること ・NEGATIVE ・UNDETECTABLE ・SARS-CoV-2 RNA NOT DETECTED ・SARS-CoV-2 ANTIGEN NOT DETECTED ・COVID-19 NOT DETECTED ・NOT REACTIVE |
提出場所 | 出発空港での搭乗航空会社チェックイン時 |
以下の条件にのみ、再度検査を受ける必要がありません。
- 最初のフライトが遅延した場合、遅延時間が1日要件から24時間以内
- 乗り継ぎ便のフライトが遅延した場合、遅延時間が1日要件から48時間未満
上記時間を超えた場合は、再度検査が必要です。
ワクチン接種証明書について
ワクチン接種証明書はワクチンを受けたときにもらった接種済証ではなく、住民票を置いている市が発行するワクチンパスポートを申請します。
ワクチンパスポートに旅券番号(パスポート番号)を記載するので、今持っているパスポートで渡航できることを確認して申請しましょう。
もしワクチンパスポートを申請した後に旅券番号が変われば、再度ワクチンパスポートを申請する必要があります。
デジタルワクチンパスポートではなく、書面で欲しい場合は「〇〇市 ワクチンパスポート」で検索すると、ワクチンパスポートの申請方法が表示されます。
郵送申請の場合、接種確認などもおこわなれるので大体10日ほどかかる見込み。
書類不備などがあればもっと時間がかかるので、出国する1ヶ月前までにはワクチン接種を完了させておきたいですね。
ちなみに、引っ越しをして1回目と2回目で別の市町村の接種券を使用して接種した場合は、それぞれの市町村が申請先となります。
書面発行は手間も時間もかかるため、基本的にはデジタルワクチンパスポート推奨。
デジタルワクチンパスポートの発行方法はこちら
渡航先でワクチン接種証明書が使用できるかどうかは、外務省の『海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧』で確認ができます。
米国入国に有効なワクチンの種類 | ファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソン、アストラゼネカ、シノファーム、シノバック、コビシールド、コヴァクシン |
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証明書タイプ | 書面or電子情報(Electronic Copy) |
ワクチン完全接種の条件 | ワクチン接種完了から14日後 |
言語 | 英語 |
記入事項 | 渡航者の名前(フルネーム)と生年月日 (※注: パスポートと一致する必要がある)、接種したすべてのワクチンの製品名と接種日 |
宣誓書について
アメリカに提出する情報がすべて正しいことを宣言する「宣誓書」
2歳以上の方は「宣誓書」を記入して、出発時に航空会社に提示する必要があります。
ANAは搭乗口前で宣誓書が配られており、ほとんどの人がその場で記入していましたが、事前に印刷して持っていっておくとかなり時間短縮。英文なので、その場で理解するのにも時間がかかります。
2歳〜17歳未満の未成年の場合は、保護者が代理で宣誓書を提出してください。
「宣誓書」はCDCのホームページからダウンロードできます。ホームーページはすべて英語ですが「View the Attestation」が宣誓書です。
アメリカ滞在中の住所・連絡先
2021年11月8日より、アメリカに入国する際はアメリカ滞在中の住所・連絡先を航空会社チェックインの際に提示する事が義務付けられました。
- 氏名、住所
- 滞在先の住所(郵便番号、番地を含む)
- 滞在中に連絡可能な電話番号
- 緊急連絡先
- Eメールアドレス
ANAの場合、上記の情報はチェックインの際に紙を渡されてその場で記入するので、滞在中のホテルの住所などはすぐに分かるようにしておくと良いですね。
事前に記入して持っておくとスムーズです。記入用紙ダウンロードはこちら
ESTAについて
アメリカへの入国にはビザが必要です。
日本はアメリカのビザ免除対象国となっており、90日以下の短期商用・観光の目的で渡米する場合はビザが免除。その代わり、事前にオンラインで渡航認証許可を得る必要があります。
この渡航認証許可がESTAです。
ハワイを含む米国へ入国する72時間前までに申請する必要がありますので、早めにエスタ(ESTA)の申請・取得をしましょう。
取得費用 | 14ドル(2022年5月26日以降は21米ドル) |
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申請に必要なもの | パスポートとクレジットカード |
記入言語 | 英語 |
有効期限 | 2年間 |
ESTAは電子渡航認証なので紙やPDFでのデータがあるわけではなく、申請後はパスポートに登録されます。
ESTAの有効期限は2年で、2年間の間は何度でもアメリカ入国の際に利用可能。
ただしパスポートの期限が切れた時点で同時に失効しますので、パスポートの期限にも注意してください。
- ワクチンパスポート(18歳以上)
- 新型コロナウイルス検査の陰性証明証(2022年6月12日より不要)
- 宣誓書
- エスタ(ESTA)の取得(ビザ免除プログラムで渡米する場合)
- マスク着用義務(主に公共交通機関・屋内)
在アメリカ合衆国日本国大使館のホームページにて、日本から米国への入国手続き・米国から日本への帰国手続きについて詳しく載っています。
日本からアメリカに入国する際の隔離期間
この記事を執筆している時点(2022年9月)の段階で、日本からアメリカに入国する際の強制隔離期間・自主隔離期間は特にありません。
- ワクチン接種完了者は、入国後3〜5日以内にPCR検査を受けることを推奨(陽性結果が出た場合は自主隔離)
- コロナの症状がないか自己観察する(症状が出たら検査)
- 州・地域の推奨事項に従う
パスポートの残存期間の確認
外務省では、アメリカに入国する際にパスポートの残存期間が半年以上残っていることが望ましいとされています。
特に半年以上残っていないと絶対入国できない!というルールではないですが、基本的にパスポートは残存期間が半年ほどになる前に更新しておきましょう。
今回のアメリカに限っては最低残存期間はありませんが、半年切るまでに更新しておくことを覚えておくと、他の国に行きたい時に安心です。
また、ESTAはパスポートの有効期限が切れると同時に失効してしまいます。
ESTAの期限は2年あるのに、パスポートが半年で切れてしまうのはもったいないですからね。
ESTAを取得する前にパスポートの残存期間を確認して、必要に応じて更新しておきましょう!
ホテル:ラスベガスの場合
海外旅行の時のホテルの選び方は『海外旅行ホテルのおすすめ選び方!失敗しないホテル選びのポイントは4つ』で詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
- Booking.com
- Expedia
- Airbnb
- ホテル公式サイト
ホテル選びをするにあたって、何よりも大切なのが立地!
安いからといってメインで活動するエリアから遠く離れてしまうと、移動に毎回タクシーを使うことになり、結果的に高くなってしまう事があります。
毎回行き帰りが徒歩だと貴重な海外旅行時間を無駄にしてしまいますし、治安の面でも夜に歩くのはおすすめしません。
リゾートフィーに注意
ラスベガスのホテルは一見安いように見えて、リゾートフィー(リゾート費)がかかるので、最終画面で「あれ!?思ったより高い!」と感じることがよくあります。
例えば立地抜群の『バリーズホテル』。1泊4,000円に見えて・・・
最終画面には、税金13.38%とリゾートフィー4,568円(約40ドル)が追加され、合計金額が9,716円。
倍以上の値段に!?
一見安く見えて、後から請求されるのがリゾートフィー。追加で支払うとなんだか損した気分になるので、いっそ最初からリゾートフィー込みの値段で表示してくれよ・・・と思ってしまいます。
他にも巨大な噴水が有名なラスベガスの人気ホテル『ベラージオ』
宿泊費は1泊2名で259ドル(29,854円)なのに、ホテル税とリゾートフィーが追加で9,875円かかる、という感じですね。しかもリゾートフィーは1泊ごとにかかります。
より安くホテルに泊まるなら、ホテルの公式サイトから会員登録した状態で予約がおすすめ!
先ほどBooking.comで1泊4,000円だったバリーズホテルですが、公式サイトで予約すると1泊10ドル(約1,140円)!
ここにホテル税とリゾートフィーがかかるので合計55ドル(約6,290円)にはなりますが、Booking.comで調べた時より安く泊まることが出来ます。
ただし、HPや予約画面はすべて英語。キャンセルポリシーやホテル設備の説明など、自分で読む必要があります。
英語で安く予約するなら公式サイト、日本語ですべて予約したいならBooking.com。
コロナ禍&オフシーズン(1月2月)ということもあり、ラスベガスの立地の良いホテルがかなり安く予約することができました。
ラスベガスのホテルでリゾートフィー無料にする方法も書きました!
1度だけ有料カードを作るための費用がかかりますが、それ以降はずっと無料でホテルのリゾートフィーなし。
ホテルの上位ステータスが持てるので、レストランやホテルチェックインの優先レーン利用やお部屋のアップグレードなどもあります。
詳しくは『ラスベガスのホテルでリゾートフィーをなし(無料)に!495ドルでシーザーズ・MGMなどホテルの上級会員になる裏技』をご覧ください。
長期滞在ならAirbnbもおすすめ
ラスベガスでは1ヶ月以上滞在するので、初めてAirbnbを利用しました。
Airbnbはホスト側の設定にもよりますが、長期滞在や月割などの割引が効くところもあるので、長期滞在する方に特におすすめ。
しかもAirbnbはリゾートフィー無し!
ただし退去時の清掃費用も含まれるので、あまり短い期間だと逆に高くなってしまうかも。
セキュリティーもある程度安心できるお家で「めちゃくちゃ安い!」という物件はあまり見当たりませんが、ホテル宿泊と比較してAirbnbを選択肢に入れてみてください。
特にAirbnbだと家具家電付きなので、洗濯や自炊ができます。
Airbnbは日本円で支払いができるので分かりやすく、Tポイントも貯まります。
コロナ禍での海外旅行:日本からアメリカに入国する為に必要な情報まとめ
日本からアメリカへ入国するのに必要な情報をまとめます!
- ワクチンパスポート
- 宣誓書
- アメリカで滞在する先の住所・連絡先
- ビザ免除プログラムで入国する人はESTAの取得
空港のチェックインには、1人1人にかかるチェックインの時間が通常の3倍ほどかかっていました。
アメリカで滞在する先の住所・連絡先の準備は事前に行っておくのがおすすめ。
基本的なコロナ禍での海外旅行準備や海外旅行保険などについては『【コロナ禍での海外旅行】出国に必要な書類・おすすめ海外旅行保険・日本帰国時に必要な事まとめ!』で書いているので、合わせてご覧ください。
この記事が海外出発・アメリカ行きを考えている人の役に立てますように!